【世界の簡単手仕事】カラフルパペルピカド入門:紙を切って作る簡単メキシコ飾り
はじめてのカラフル手仕事:パペルピカドに挑戦
新しい趣味を探されている皆さま、お仕事の合間の気分転換に手軽にできることはないかと考えている方もいらっしゃるかもしれません。特別な技術は不要で、短時間で形になり、お部屋を明るく彩ってくれるような手仕事にご興味はありませんか。
今回は、そんな皆さまにぴったりの、メキシコの素敵な紙飾り「パペルピカド」をご紹介します。紙とハサミがあればすぐに始められる、とても簡単な手仕事です。
パペルピカドとは? その魅力と簡単な理由
パペルピカド(Papel Picado)は、メキシコでお祭りやお祝いの際に会場を飾り付けるために使われる、切り絵のような紙飾りです。色とりどりの薄い紙に様々な模様を切り込み、風になびく様子はとても華やかで楽しい気分にさせてくれます。
このパペルピカドがなぜ手軽で簡単なのかというと、その基本的な作り方は「紙を折って、切る」というシンプルな工程だからです。日本の切り紙や雪の結晶を作るのと同じように、紙を折りたたみ、ハサミやカッターで切り込みを入れることで美しい模様が生まれます。
特別な技術や専門的な知識は一切必要ありません。直線や曲線、三角、四角など、基本的な形を組み合わせて切るだけでも、驚くほど素敵な飾りが完成します。色の組み合わせを考える時間も楽しく、作業中は目の前の紙と向き合うことで、日々の忙しさを忘れリラックスした時間を過ごすことができるでしょう。完成したときの達成感も格別です。
パペルピカドを始めるために必要なもの
パペルピカドを始めるために必要な道具や材料は、どれも身近なものばかりです。
- 薄い紙: カラフルな色画用紙や、少し薄手の紙などが適しています。折り紙でも十分楽しめます。柄のないシンプルなものが模様を引き立てます。
- ハサミ: 紙を切るためのものです。細かい模様に挑戦する場合は、小さめの先が細いハサミがあると便利ですが、一般的なハサミでも大丈夫です。
- カッターナイフ: より複雑な図案やシャープな切り込みを入れたい場合に役立ちます。必須ではありません。
- カッターマット: カッターナイフを使う場合は、机を傷つけないために必ず用意してください。
- 鉛筆: 模様の下書きに使います(必須ではありません)。
- 糊やテープ: 完成した飾りを紐に繋げたり、壁に貼ったりする際に使います。
これらの材料は、ほとんどが100円ショップなどで手軽に揃えることができます。高価な道具を購入する必要はありませんので、気軽にお試しいただけます。
はじめてのパペルピカド:簡単な手順
それでは、初心者の方でも簡単にできる基本的なパペルピカドの作り方をご紹介します。
- 紙を用意する: 好きな色の紙を1枚用意します。
- 紙を折る: 紙を好きなように折りたたみます。まずは半分、さらに半分と、何度か折ってみましょう。折り方によって、開いたときにできる模様の中心や対称性が変わります。
- 切る: 折った紙の端に、ハサミやカッターで切り込みを入れていきます。直線、曲線、三角、四角など、自由な形で切ってみてください。切り落とす部分が模様になります。折り目の近くを切るときは、うっかり全て切り離してしまわないように注意が必要です。
- 開く: 切り込みを入れたら、ゆっくりと紙を開きます。折り目に沿って丁寧に広げると、美しい模様が現れます。
これで基本的なパペルピカドの完成です。いかがでしょうか。切って開くだけで、予想もしなかった模様が現れるのはとても楽しいものです。多少切り方が歪んでしまっても、それが味になりますので気にせず挑戦してみてください。
さらに楽しむには
基本的な切り方に慣れてきたら、いくつかの紙で飾りを作って紐に繋げ、ガーランドにしてみてはいかがでしょうか。お部屋に飾ると一気に明るく華やかな雰囲気になります。
また、複数の色を組み合わせたり、異なる折り方や切り方に挑戦したりすることで、様々なデザインのパペルピカドを作ることができます。インターネットなどで簡単な図案を探してみるのも良いでしょう。カッターを使えば、より細かな模様や文字を切り抜くことも可能です。
まとめ
メキシコのパペルピカドは、紙とハサミさえあれば誰でも簡単に始められる、とても手軽で楽しい手仕事です。複雑な技術は一切不要で、「紙を折って、切る」というシンプルな工程で、驚くほど素敵なカラフルな飾りが完成します。
作業中は無心になれてリラックスでき、完成した飾りをお部屋に飾れば、ぱっと空間が明るくなり気分転換にもなります。特別な準備は必要ありません。「これなら私にもできるかも!」と感じていただけたなら、ぜひ気軽にカラフルな紙の世界に一歩踏み出してみてください。